WEB応募に関しての補足

 日を追うごとにWEB応募に対応していく賞が増えていく昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 私もいろいろとWEB応募を続けてきて、いろいろと気付くこともありました。

 というわけで以前に書いた、「文明の利器! WEB応募」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054883397574/episodes/1177354054883416835)の内容について、補足を行いたいと思います。

 まず、応募するファイルのファイル名について。以前は「半角英数にしておきましょう」と書きましたが、そうでもないぞ? ということに気付きまして。

 具体的には、とある賞(具体的に言うと創元SF短編賞です。気になる方はチェック!)の応募要項ページに、作品のファイル名について、「〔作品名〕_応募」にしてくださいと書かれていました。

 つまりどういうことかというと、仮にこの作品を送る場合、ファイル名を「公募の常識非常識_応募」にしてテキストファイルにするように(その賞ではテキスト形式でしか受けつけていませんでした)ということです。

 あれ? 半角英数じゃなくてもいいじゃん!

 ただ、ちょっと私事の話になりますが、以前自分で同人誌を作った時にデータ入稿する際には、「ファイル名は必ず半角英数にしてください」と注意書きをされていました。

 うーん、このへん、どうなんでしょう? 私はまるでパソコンに詳しくないので、そのあたりよくわからないんですが……とにかく!

 ファイル名を半角英数にしなかったから向こうで開けなかった……という事故は、そこまで気にする必要はないと思います。ですが大切なのは応募する賞の応募要項をよーく読むこと。最近はWEB応募が盛んになってきたせいか、以前よりデータの送り方についての説明が親切になってきている……気がします。

 第一にその賞で指定された通りのやり方で。

 また、賞ごとに形式は違うので、応募する賞の要項をとにかく読むこと。

 迷ったら半角英数にしておけば、たぶん大丈夫。以前の書き方はちょっと断定的だったので、あとで加筆しておきます。


 そして、テキスト形式が安定という書き方をしましたが、自分で書いたある作品を送ってみたところ、そうでもないよなーという考えになりました。

 具体的には、ルビを多用するタイプの作品です。

 公募では基本的に、特殊な読み方をする単語でも、ルビをふるのは最初の一回だけでいい、とされています。

 ですが、たとえば「公募チャレンジ」「公募トライ」みたいな感じで同じ文字に違うルビをふるような作風だったり、固有名詞全部にルビをふらないと据わりが悪いような作風だったりした場合、テキスト形式は少し、いやかなり、都合が悪い部分が大きいのです。

 テキスト形式にはルビ機能はありません。以前に書いた部分では「漢字(かんじ)」とわかるようにすればいい、と書きました。

 実際、これでいい場合がほとんどです。

 上でファイル名の例にあげた賞の場合、ルビは|《ルビ》のカクヨム記法で表記せよ、とのことでした。

 ただし、「ルビを多用する場合は郵送応募を推奨」とも書かれています。

 結局、紙での見た目を気にするのなら、最終的には紙にプリントするのが一番安全ということになります……が、それはテキスト形式しか対応していない場合の話。(この賞ではテキスト形式しか対応していない。そういう賞もけっこうある。しょうがない)

 つまり、我々にはまだ、ワープロソフトが残されている!

 ファイル形式にテキストのほかにWord、一太郎、(あとそれらから出力できるPDF)などを指定している賞である場合、ルビを多用する作品であれば、これらワープロソフトで応募する、というのも有効な選択肢です。

 余談ですが私はちょっと前にWord形式で応募しました。さらに余談として私は現在一太郎で執筆しているのですが、その賞は一太郎に対応しておらず、その作品をまるっとWord形式に移行させるのにかなり手間取りました……。

 そんなわけで、トップにも書いてある通りあんまりこの作品を真に受けるのもよくないよ! という警鐘でした。

 これ以外にも妙だと思った点や気になった点などがあれば質問やコメントしていただけると書くネタになるので、いつでも歓迎しております。

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