綻ぶ夜明けに

星々が飾る カラスも鳴かぬ

人々は眠る 8ビートも鳴りやんだ

明日を待つ 窓の奥をねめつける


苦しみに慣れることが出来ないのなら

この白々しい想いを何と呼ぼう

この茫洋とした空虚を何と語ろう


自転車が軋む   いつしか爪弾き

片方の靴下揺れる 終末のしじまに

淑やかに眠る   綻ぶ夜明けに

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