第7話魔王学校の入学式。魔王学校 1年目(4月8日)

「薫、入学式ね。

制服がとても似合ってるわ」

「ありがとう。

ユイの制服もにあってるよ」

薫は、ユイに制服が似合っていると言われたので、話の流れを考えて、ユイの制服が似合っていると返答する。

だが、ユイはとても嬉しそうだ。

「ありがとう。

可愛いのは、制服だけっ?」

ユイは、薫より身長が低い。

ここ最近、何かおねだりをする時は、したから覗き込むようにして、上目使いをしてくる。

そして、薫は、いつもユイの可愛らしさに負けてしまう。

「ユイも可愛いよ」

「えへへっ。

ありがとう」

薫は、ふと我に返る。

あたりは魔物ばかり。

薫からすればいわば敵地みたいなものなのだ。

もっと気を引き締めなければいけない。

こんな、イチャイチャしていちゃいけないんだと、薫は顔を引き締めたが、ユイに腕を組まれ、胸があたり、にやけてしまうのだった。


魔王学校は、人間界の学校とほとんど変わらない。

また、魔物と言っても、魔王学校に入学しているのは、ほとんどが貴族階級やレベルのの魔物であるため、人型がほとんどだ。

意外と天使や人間もいた。

校舎は3階だて。1階が3年、2階が2年、3階が1年が使う。

そして、校舎から向かって左側に男子寮、右側に女子寮がある。寮は個室になっている。


入学式は難なく終わりクラス発表があった。1学年100人程度で、3クラス制。

クラスは、ユイと同じクラスになったので、薫は一安心したのであった。

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