第40話 ゴミから資源を取り出す技術が発展しすぎて、資源を掘り出すことをやめた国
資源が大量にある国なのに全く資源開発をしなくなった。
その国は他国からごみ処理を委託してどんどん国内に集め始めた。
国民の健康に害がないように、それは地下に施設を作って行われた。
そこで地下にある資源はさっさと売っぱらってお金に換え、それでまた
施設を拡充していた。
ゴミは細かく分類され、再利用される。
その再利用された製品は、元の製品よりも優秀で、まるでダメダメな
メロディーが編曲によって神曲になるようにブラッシュアップされて
人気の輸出品となった。
やがてゴミだけでなく必要がなくなった生き物なども輸入するようになる。
そして人間もバイオ技術で再構築され、優秀な人間たちが誕生する。
新しい人間たちは各国に招かれ大いに役に立った。
その人間たちはどんどん他国の中枢に入った。
やがて世界はその国の物になった。
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