彼女はへの応援コメント
記憶を失った妹を大事にしようとしたストーリーは良いと思いました。ですが……医師等専門家の意見がほとんど見られないまま、妹の不安にだけ寄り添った流れで、強い違和感を感じました。
というのは私の弟も幼い頃交通事故に遭った経験があるからです。
私の弟は記憶を失いませんでしたが、脳波に多少乱れが生じていました。一月ほどで退院しましたが、その後数年、毎年検査と医師との間でカウンセリングが行われ、脳波の乱れが消えるまで続きました。
カウンセリングは弟に対してのものと家族に対してのものです。
事故から一年の間は何度も行われました。
そういった動きがまったく感じられない中で、実夏さんの不安をお兄さんだけは理解し、ご両親も納得したというのが私には非現実的に感じました。
記憶を取り戻す=現在の人格が事故前に戻るかもしれないという実夏さんの不安は不安でしかありません。現在の人格を保ったまま記憶を取り戻す可能性がこの作品では考慮されていない。
それで本当にいいのだろうか?
「記憶を取り戻すと現在の人格が失われ、以前の人格になってしまう可能性がある。だから記憶を無理に取り戻そうとしない」
この判断の根拠が薄い点がとても残念でした。
同時に、娘が事故に遭ったご両親が、食事をきちんと取らない実夏さんのことを医療機関等と真剣に相談するという通常行われるであろう行為が感じられない点も残念でした。
この作品への感想は批判的な意見なので、正直、コメントしようか悩みました。ですが、着眼点はいいのにとても残念だと感じましたので敢えて書かせていただきましたm(__)m
作者からの返信
コメントありがとうございます。あやふやにしていた部分が裏目に出てしまったみたいです。修正は考えさせてください。
一年後……への応援コメント
二人のこれから――心の触れ合いを通してどう変わって行くのかを見てみたいですね。期待を込めて★★! がんばってください(∩╹∀╹∩)ファイッ