まさちゃん
わたしは小学校4年生の小西原桜です。学校は歩いて20分かかるところにあります。学校では先生やお友達とお勉強をしています。休みの時間には、かよちゃんときらちゃんとみさちゃんとお話してます。かよちゃんときらちゃんはスイミングのお友達でみさちゃんはピアノがとっても上手でみんなといると時間はあっというまです。
わたしの家族はおねえちゃんとお母さんとまさちゃんとくらしています。わたしの家にはお父さんはいません。わたしがうまれる前にいなくなったとお母さんとまさちゃんは言っています。
お父さんがなんなのかわたしはよくわからないけど、さびしくはないです。
わたしがようちえん生の時にまさちゃんに「父ちゃん」っていったらまさちゃんはへんな顔をしていました。まさちゃんのプリンを食べてしまった時と同じ顔をしていました。それからは勝手にプリンを食べいません。
そうしたら「ぼくはお父さんじゃないよ」ってまさちゃんが言ったのでプリンと同じでよくないことをしてしまったんだと思いました。それからは「お父さん」と言っていません。
小学校2年生の時にお父さんについて作文の宿題がでました。先生はわたしに「お母さんのことを書いてきていいんだよ。おねえちゃんのことでもいいよ。」と言いました。お母さんの作文は3年生で書く宿題があるときみやすくんのお兄ちゃんが言っていたからおねえちゃんのことを作文で書くことに決めました。そのことをおねえちゃんにいうと目のはじがあがっておこられました。おねえちゃんはおこっていやがったのでまさちゃんにまさちゃんのことを作文にすることを伝えるとなきだしました。
「ぼくのことをえらんでくれるなんてかんげきだよ」とひざからくずれおちていました。まさちゃんはおバカさんなのだとおもいました。でも人のことをバカっていう人の方がバカなので、まさちゃんは天才なのだと思うことにしました。
今、まさちゃんがおうちにかえってきたみたいだから、これから公園におでかけしてきます。わたしが物知りさんなのでまさちゃんはいつもよろこんでくれるからうれしいです。でも、ときどきうっとうしくなることがあります。それは言わないのが大人なのよ、そんなときには笑っていればいいのとお母さんが教えてくれたのでわたしどんなときでも笑顔です。
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