コラム

No.001 「カクヨム」が「フロンティア」となる為には

 こんばんは。


 批評だけだと更新頻度が余りに少ないので、適当に思った事をつらつらと書いていきます。反響によっては止めるかもしれないし、独立させるかもしれない。そんな感じ。ちなみに「コラム」と銘打っていますが、イメージとしては攻略本の隙間に有る小話的な物。もう、攻略本なんて買わない事の方が多いかもしれませんが。


 さて、ただ書きなぐっても意味が無いので一応テーマっぽい物を毎回設けてみます。今回のテーマは「『カクヨム』が『フロンティア』となる為には」です。何だか分かりにくいですのでざっくりと切りますと「ぶっちゃけカクヨム(をはじめとした投稿サイトも含めてもいいかもしれません)がもっといい場所になるにはどうしたらいいのよ?」って感じの話です。


 少し自分の話をしましょう。自分は人に誘われるような形で、去年の終わり頃にカクヨムでの投稿を始めました。要するに「カク」側。その時期に書いたものはまあ自分のページに飛んでもらえれば見られるのでご自由にどうぞ。


 んで、その誘いに乗った理由。これがまあ色々有るんですが、一つには○○賞とは違う視点にあるものだから、やってみる価値があるのではないかという、フロンティアとしての価値を求めての物でした。


 ここまでの文章運びから自分が言いたい事は分かるでしょう。要は「カクヨム(恐らく他の投稿サイトも)はフロンティアたりえていない」という事です。非常に残念な話ですが。

 一応断っておきたいのですが、ここのインターフェースとか、その辺りには決して文句は有りません。むしろ、書いた作品が、なんかそれっぽく(雑)掲載出来る辺りは凄くいいと思います。楽しいですよね。


 じゃあ、ここがフロンティア足りえていない理由は何か?色々有るとは思いますが、自分が感じるのは概ね二つ。


 ひとつは「書き手:読み手のバランスが悪い」という所でしょう。漫画とかならばいざ知らず、カクヨムに投稿されているのは文章です。書く方にも時間はかかりますが、読む方にも時間がかかります。従って、「書き手」と「読み手」を完全な形で兼任する、というのはほぼ不可能と考えて良いでしょう。


 その上で、本来はこのバランスが、運営や公式の作家を含めて5:5にある程度近いのが理想なのですが、自分の体感では「書き手7:読み手3」くらいになっているように見えます。


 こうなってしまうと、如何に平等に作品が読まれたとしても、全体比率として2割、書き手の3割弱に「読み手が居ない」という状況になってしまいます。というか多分なってます。


 そして、もうひとつは「そもそも目にも付けてもらえない作品が多すぎる」という事でしょうか。


 カクヨムは実に色んなジャンル、それからワードで検索が効きます。その点は非常に便利なのですが、ここで「さあ何か読もうかな」と思った人が居たとしましょう。

 

 その人は当然、自分の興味があるジャンルにフィルタリングをかけて検索をかけるでしょう。そして、恐らくは「人気順」で検索をかけるのではないでしょうか。当たり前です。誰だって時間を使うなら面白い物を読みたいです。駄作は読まされたくない。だから人気の物を読みます。当然、後から来た人も同じ要領で読んでいきます。


 さて、こうなった時「一番人気の作品よりもはるかに優れた作品」がポンと投稿されたとしましょう。彼、あるいは彼女は孤独です。カクヨム内に知り合いもいない。するとどうでしょう。PVや☆は驚くほど伸びないのです。これではフロンティアにはなり得ないでしょう。


 では、どうすれば良いのか?残念ながら自分も明確に「これだ」という答えは持っていません(まあ、考えても誰かが活かしてくれるわけではないから余り考えていないというのもありますが)。


 ただ、一つだけ言えるのは「もっと読み手に対してアクションを起こしていかないと折角の素晴らしいサイトが無駄になってしまう」という事です。具体的には「読み手側のコンテスト」の様な物があると面白いかもしれません。どれだけ良い物を発掘したかという部分を評価する、という感じで。


 後は、個人個人(特に読む側)がもう少し「周りの評価」に左右されずに作品そのものを見て、評価する様になっていけばいいとは思うんですけどね。でも、個々の意識に働きかけるって難しいですからね。やっぱり「もっと色々読んで評価しよう!」と思える仕掛けが欲しいですね。そんな感じ。



 という訳でコラムの様な何かでした。纏まり無いな。まあ、そんな感じです。一番下に置いておくので独り言だと思って貰えれば。うん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る