「エーテル」

煩先生

 

春は赤面し

萌芽を嘆く

温厚な闇が

存在に穢れ


美の哲学に

叡智が廻る

詩人は暴き

音韻を盗む


罪は洞察し

禁忌を悼む

散漫な嘘が

感性に乱れ


死の才能に

権威が宿る

悪夢は孕み

盲信を招く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「エーテル」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ