2.Betrayed family of a dragon

「だぁーー! ギリギリセーフ!!」


と大声と共に門が閉められる


「セーフじゃないであります 教室まで行かないと全くセーフじゃないであります」


「げっ・・・風紀の悪魔・・・」


「何かいったでありますか? 2年D組 10番 筝稀 龍闍(ことけ たつと)」


「いうやぁー なんでもないっす」


と筝稀 龍闍は言う

なんでも私のことは 『風紀の悪魔』と言われているでありますね


「はぁ・・・はい 学生証」


「別にいいでありますよ 遅刻欄に書いとくだけで・・・略して書くのと書かないのどっちがいいでありますか?」


「略さないで言うと?」


「昨日夜からびっしり書くであります 例えば昨日月に一度楽しみにしているエロ本を購入して・・・」


「略してお願いします」


と土下座したであります


「分かったであります・・・あと・・・」


と私はネックレスをとったであります


「これは校則違反であります 放課後取りに来るであります」


と私は教室に向かったであります


「変な奴・・・」


その言葉は私の耳にきちんと届いてるであります

~放課後 風紀室~


「眼華紗ちゃん 眼華紗ちゃん 今日ねー!」


「嗄恋・・・なんでここにいるでありますか?」


と私は聞くであります


「奈古風先輩がね 待ってるなら風紀室のほうがいいわよーって」


あの先輩何してるんでありますか・・・


「おーいきたぞー!」


「あ 遅刻魔」


「遅刻魔じゃねーよ!」


「いやそのとおりなのであります」


と私は言う


「あー・・・ そういえば職員室の方騒がしかったぞ」


話をそらしたであります


「そうでありますか 反省文書くであります」


「うえー・・・」


としぶしぶ書いているであります

しばらくするとドアをたたく音がしたであります

誰でありますかね?


「筝稀 龍闍・・・という男はここにいるか?」


「いるでありますよ」


「失礼する・・・」


と刑事さんらしき人が風紀室に入ってきた

そして・・・・


「筝稀 龍闍殺人の容疑で逮捕する!!」


「はっ!?」


と筝稀の手には手錠がついたであります

生で見るのは初めてでありますね・・・・新鮮に思うであります


「俺がいつどこで誰を殺したってんだよ!?」


と龍闍は反抗を見せる


「お前・・・・自分の母親を殺しておいてそんな言葉はないだろ?」


「・・・・・!!」


「犯行時刻・・・・」


「あ!?」


私は言う


「犯行時刻はいつでありますか?」


「高校生がはいってくるはなしzy・・・」


「発見は8時 脂肪推定時刻は7時40分だ」


「一体どうしたんですか!?」


と刑事の上司的な人が言う


「ふん こいつらあの時のガキだからな おきガキ」


あぁ 有理さんの事件の そういえばそんな二人だったような・・・


「なんでありますか?」


「こいつの無罪を信じたいならその証拠を揃えな」


「随分優しいでありますね 私が言うのは一つあるであります」


と私は続けてこう言ったであります


「7時40分なら 龍闍の犯行は不可能であります 門が締まるのが8時15分・・・・家からバスで15分バス停から走って最低20分かかるであります」


「なるほどな 真面目に受け取っておこう」


と刑事さんたちはいなくなったであります


「眼華紗ちゃん大丈夫? 出来るの?」


「嗄恋・・・私を誰だと思っているでありますか? さぁ龍闍の家に行くでありますよ」


「うん!!」


~筝稀 龍闍の家~


「・・・・」


「眼華紗ちゃん・・・・どう?」


「今話しかけるなであります 情報が多すぎて処理が追いつかないであります」


「ごめん・・・」


こっちこそごめんであります 嗄恋

しかし 久しぶりにこんなの使ったであります

頭痛いであります

まぁ・・・でもいろいろ解ったであります

そうか・・・そうゆうこと・・・・なんでありますね・・・・

母親を失って・・・・そして・・・・

さて龍闍はどんな反応するんでありますかね?

筝稀 龍闍の父親が犯人だと言うことに

さて 次は・・・・


「嗄恋」


「なに? 眼華紗ちゃん」


「証拠探し行くでありますよ」


「うん!!」


~数日後~


「集まったか ガキ」


「集まったであります しかしここで集合とは 彼女でも待ち合わせしているんでありますか?」


「俺は既婚だ 別にここのほうが集まりやすいだろ」


と刑事さんは地元では結構人気の高い喫茶店にいたであります


「ほらよ」


とひと切れの紙を渡す


「なんでありますか?」


「筝稀 龍闍の弁護人だ 俺が紹介しといた 名前は未知実だ」


と紙切れには電話番号と住所があった


「ふむ 分かったであります」


と私は紙切れを受け取ったであります


「しかし弁護士を紹介するとは・・・どんな変なもので食べたんでありますか?」


「お前は礼儀を知らないのか ふん別にこの事件 犯人が筝稀 龍闍だと思えねぇからな」


と刑事さんは言ったであります


「ふむ そうでありますか それじゃ 早速行ってくるであります」


「おうよ」


と刑事さんと別れたであります

~事務所~


「やあ 待ってたよ 瑙楼 眼華紗ちゃん」


「未知実さんでありますね これが資料であります」


と私は未知実さんに資料を渡したであります


「うん ありがとう しかし兄さんに聞いてはいたけど すごいね君」


「兄さん?」


と私は聞く


「うん 口の悪い刑事 それが僕の兄だよ なんか急に電話かかってきたと思ったら こいつを弁護してくれーとかいってね」


「へぇ・・・」


あの刑事 自分の弟を弁護人に紹介するとはなんとゆう奴であります


「ありがとう 眼華紗ちゃん」


「ふむ それじゃさようなら であります」


「じゃーねー」


~数日後~

さて 筝稀 龍闍がどうなったか知りたいでありますか?


「なぁ・・・日に日に反省文の枚数増えてね?」


「気のせいであります 早く書けであります」


そう きちんと帰ってきてるであります

事件の真相はこんなであります

事件当日

龍闍は寝坊して 急いで朝ごはんを食べた

そのときに居間にいたのは龍闍の母親と父親

龍闍が急いで食べ 家をでた後

父親は母親の背後から・・・

凶器に使われたのは鈍器

それに龍闍の指紋がついていたから 犯人だと判定した

しかし私はちゃんと父親が犯人なのを証明したものを見つけたであります

だから龍闍は無罪を言い渡され 今ここにいるのであります


「あら~ 今日もお疲れ様 眼華紗ちゃん」


と奈古風先輩が来たであります


「そういえば 龍闍くん 不思議なことがあるのだけれど・・・・」


と奈古風先輩がいった


「あの時間バスないのにどうやって 学校早くきたの~?」


「あぁ そのことか 龍に乗ってきたからだよ」


と龍闍が言うと 嗄恋と奈古風先輩が驚いていた


「龍闍の家系は龍を操れるみたいなのであります それは母親の家系でありますが」


「お前すごいなー なんで解るんだよ」


「私の眼のせいであります」


と私は言う


「私は眼が呪われているのであります 普通に見えない 一目見れば人のことがよくわかるであります」


「あぁ・・・・・・・だから 俺の遅刻した理由が解ったのか・・・」


そうゆうことであります


「あぁ 眼華紗ちゃん そういえばババ様が呼んでいるのだけれど・・・」


と奈古風先輩が言う


「ババ様?」


と嗄恋が聞く 


「あぁ 奈古風先輩は母方の親戚なのであります」


「苗字は瑙楼・・・瑙楼 奈古風(のうろう なごかぜ)が私のフルネームよ」


「奈古風が名前だったんですか!?」


と嗄恋が驚く

まぁ 私も最初は驚いたであります


「ババ様・・・でありますか 周りの人が好ましくないであります」


「そうねぇ・・・・私が極力来ないように言っておくわ それでいいかしら?」


「まぁ 退けられなくても我慢するであります いつの方がいいでありますか?」


「なるべく早めのほうがいいわね・・・」


と奈古風先輩と日付を決めたであります

ふむ 何もないといいでありますね


「それじゃーねー」


と奈古風先輩が部屋からいなくなったであります

そのために来たわけでありますか?


「おい瑙楼ー」


と龍闍が言う


「眼華紗」


「は?」


「名前で呼ぶであります 苗字は嫌いなのであります」


そう この呪われた一族の証拠であるこの苗字にいい思い出なんてないであります


「で なんんでありますか?」


「いや 書き終わったぞー」


「お疲れであります・・・あぁ そうだ はい」


と私はネックレスを渡す


「母親の形見みたくなったでありますが・・・大事にするであります」


「おうよ」


と龍闍がネックレスを受け取ると背後から気配がした


「だれっ・・・・」


と振り向くと・・・


「眼華紗ちゃん!!」


と抱きつかれたのであります


「またね・・・同じくね・・・振られたからやってきたよ」


「水響・・・! 離れるであります!!」


そう

水響

狂詩 水響(きょうし みきょう)

私の従兄妹がやってきたであります

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