追憶のエデン
アニオ
プロローグ
ここ300年人類は、一度追放されたエデンの園に、再び招待されたと言っても過言ではないだろう。
飛躍的に発展した機械技術に、ロボット工学、高性能AI等が人類の生活を豊かにしたおかげで我々人類は労働という概念から解放されました。
初期では、約200年前までは使われていた、金という物を多く持つ物しかその恩恵に与れなかったが、ロボットがロボットを作りそのロボットを修理するロボットを生み出したところで、人はエデンの園を再び手に入れたのです。
さぁ、今日も一日この幸福な日々に感謝を込めて過ごしましょう。
毎朝流れ続けている同じ合成音声の放送を聞きながら、給仕ロボットから支給された食事を腹に詰め込む。
最近になり少し出てきた腹を見下ろし苦笑を浮かべる。
子供の頃は、よく走り回ったものだが成人してからはそれもめっきり減ってしまった。
今日も一日の予定は、何もない。
子供の頃からの友人にコールをかけて、予定がなければそのまま連れたって、出掛けることにしよう。
あぁ、幸せだな。
子供の頃から教えられた、幸せの概念に則りそう実感する。
さて、今日も一日この幸福な日々に感謝しようか
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