第二部「魔王の手紙」設定集

第二部の登場人物

◆ノエル=クラウン(魔導師)

 物語全体の主人公。

 天真爛漫な魔導師の少年。12歳。柔らかな金髪と薄蒼色の瞳が特徴。

 攻撃系の魔導術が得意で、その攻撃力はかなりのもの。彼が稀有な魔導術の才能を持っているのは、亡き両親から強力な精霊を引き継いでいるため。

 西大陸の〈北の村〉で生まれ育ち、二年前に移住してきたヴァイスとともにギルドを結成していた。

「大丈夫。負けるつもりなんてないよ!」


◆ヴァイス(白魔導師)

 第二部「魔王の手紙」の主役・キーパーソン。

 ホワイトエルフの白魔導師。年齢は20代後半。

 耳元で切り揃えられた藍色の髪と薄紫色の瞳、薄縁うすぶちの眼鏡が特徴。

 性格は真面目で几帳面だが基本的には温和な性格。

 〈東の王都〉出身で、実家には父・兄・母が暮らしている。

「ノエル様に付いていくと、誓ったのです」


◆カッツェ(勇者)

 戦斧アックスと弓を装備する重量型パワータイプの戦士。30代前半。

 赤銅色の鎧を身に着け、戦士ながら炎の魔導術が使えることから「炎の戦士」の異名をもつ。

 性格は豪快・実直で、やや単純。正義感が強い。

 西大陸〈南方諸島〉の出身である。彼の故郷は南の地に現れた魔物の襲撃で滅びてしまったが、その後再建が進められている。

「俺達に任せておけ。なんたって俺達は【伝説の勇者】様だからな!」


◆レイア(双刀使い)

 ダークエルフの女戦士。年齢は20歳前後。二本の忍び刀で戦う。

 褐色の肌と、一括りにした銀色の長髪・琥珀色の瞳が特徴。桃色の戦装束と鎖帷子を身に着けている。

 普段は無口で感情をあまり表に出さないが、根は優しい性格。

 第一部「巨人の谷」の一件以降、土の魔導術も使えるようになった。

 幼いころは盗賊に育てられていたため、音もなく敵に忍び寄る暗殺術を得意としている。西大陸〈暗き森〉の出身。

「カノアのことは、私が守る」


◆カノア(薬師見習い)

 薬師の修行をしている獣人猫族ケットシーの少女。7歳。

 猫のように気まぐれな性格。基本的に無邪気で楽天家。

 橙色の猫耳と尻尾を持ち、獣の毛皮でできた服を身に着けている。

 戦闘時は直接戦闘に参加して戦うというよりは、アイテムを使った補助や味方の治癒に徹している。白魔導師のヴァイスとともに、薬を使った医療行為も行う。小さいが意外としっかり者。

「ボクたち獣人猫族ケットシーは、鼻がくんだニャン♪」


◆その他の登場人物

<獣人兎族の親子>

母・リエーヴル

娘・アリーセ

父・ラヴィ


<ヴァイスの故郷>

兄・ブラウ

父・ゴルト

母・ローゼ

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