第31話 キャッチコピー

 私がWEBで小説投稿していることを知る数少ない友人二人と昼食を一緒した。


友人A(♂) 「湯煙さん、たまに覗いてますよ。私は辞めちゃったけど、湯煙さんは頑張ってますね」

私      「いや、最近は書くより読む方が多くてさ。あまり書いてないんだ」

友人B(♀) 「私は書いてますけど、WEBにあげてないですねぇ。そのうちまとめてあげるつもりですけど」


友人A 「どんどんあげればいいのに……目立つようにキャッチコピー考えてさ」

私   「キャッチコピー? 紹介文的なのじゃなくて? 」

友人A 「はったり気味のでいいんですよ。映画だってそうじゃないですか? 」

友人B 「でも大げさなのは、読んだ方を騙すようで書けませんよ」

友人A 「湯煙さんも言ってたじゃないですか? コンテンツは無関心がもっとも悪い状態だって」

私  「うん、それはそうだけど、でたらめ書くのは、いくらキャッチコピーでもなぁ……」

友人A 「スレスレ狙うんですよ。嘘じゃなければいいんですよ」

友人B 「例えば? 」

友人A 「そうですねぇ……ありがちなのを利用すれば……」(以下、友人A案)


・この小説は、あなたが読むことで完成する

・忙しい人のための作品

・この作品を読めばいいことが待っている、きっと……

・出会いはこの作品から始まる、かも……


 友人Aは以前、中小の広告代理店に務めていたせいか、ありがちなキャッチコピーがスラスラ出てくる。他にもいくつかあったが、メモれなかった。


私  「まぁ、その程度なら笑って許されるか……」

友人B 「私にはその程度でもできそうにない」

友人A 「読んで面白ければいいんです。面白くないと言われたら……」

私  「言われたら? 」

友人A 「効果に個人差があるのは仕方ないんですと誤魔化す! 」

私&友人B 「これだから広告代理店の奴らは……」


今日のネタは以上ですm(__)m


でも「この小説は、あなたが読むことで完成する」はいいかなぁとちょっとだけ思ったのは友人Aにはナイショです。


ああ、家族ネタでもなく、自虐ネタでもないって素敵

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