第28話 世間は厳しい(かも……

 戦闘員、派遣します! 作者 角川スニーカー文庫

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884023378


 うちの息子は「この素晴らしい世界に祝福を」を最新刊まで購入している。ラノベは基本的に購入しない私だが、息子が買ったラノベは読んでいるので「このスバ」は知っている。息子達が観ていたからアニメも知っている。


 ――昨夜、


 私 「このスバの作者さんが、新しい作品出すみたいだよ」


 冒頭の作品がカクヨムに上がってることを息子達に伝えた。


 長男「そう。友達との会話で必要そうなら読むわ」


 長男はあまり関心なさそう。


 (あれ? )


 次男「んー、どんな感じなの? 父さん、読んだんでしょ? 」

 私 「特にどうという感じじゃないかなぁ、このスバで使ってたネタがちっとあったくらいで……」

 次男「じゃあ、アニメ化されそうなら読む」


 次男も関心なさそうだった。


 んで、今日(2017/10/06)の昼休みに、うちの部署でこのスバ好きの若手(27歳)へ、息子達に対してと同じような話を振った。


 若手「僕は当分買わないかなぁ」

 私 「そうなの? 」

 若手「このスバと似たようなノリならこのスバ読んでいればいいし、違うノリなら、面白いか判らないし……様子見かなぁ」


 私 「好きな作品の作者さんが新しい作品出しても興味なし? 」

 若手「ラノベの作者さんって、新しいの出しても代わり映えしないというか……だったら新しいのに手を出す必要もないし……それに、このスバもダレてきてるから、きっと今後の売り上げ伸びそうにもないんで、新しい作品に手を出してる……そんな感じじゃないんですかぁ? キャラとか変えても、同じような展開、同じノリで……目先だけ変えにきてるというか……。そういうラノベいっぱいあったんですよ。だから新作出てもしばらくは様子見します」

 私 「なるほどねぇ……」


 原作や円盤の売り上げの実情とか私には判らないけれど、このスバはいまだ人気がある作品だと思っていたので意外な答えだった。


 昔、赤川次郎が流行ると、赤川次郎の作品を次々と読む人や、同じように横溝正史の映画が話題になると原作を読み漁る人、野性の証明が流行ると……と言った感じで、一つの作品をきっかけに同じ作者の作品を読む人ばかりが周囲に居た。ラノベだろうと同じようなものかと思っていたのだけど、少なくとも私の周囲では違うようだ。


 サンプル数三名なので参考にはならないけれど、ラノベ好き層にもいろいろあるようで、世間はなかなか厳しいのかもしれない。そう感じましたですよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る