I Used To Love H.E.R.
@kyumaiosu
第1話 90センチメートル。
「 My life, my life, my life, my life in the sunshine......]
一つの針が黒いレールの上をゆくっりと、ペースを乱すことなく走り続ける。その針は悪いものも、良いものもすべてを拾い上げ、ただただ存在感を放ち続る・・・。
その存在感は気分を害すことはなく、ただただ心地が良い。周りの空気もその存在感に癒やされているかのように静かになっていく。
「Everybody loves the sunshine......」
俺は初めてこの曲を聞いた時に、この歌詞を理解することはできなかった。それは語学的にではなく、心理的にである。
『愛してるかどうかなんて俺にはわかんねぇよ!!』
この歌詞を聞く度に俺の脳はずっと奥にしまいこんでいる嫌な思い出をひっぱり出してくる。本当に忘れたいと思っている出来事こそ良く脳裏を駆け巡る。だがそういう出来事に限って自分の成長には欠かせない出来事だったりする。
確かあれは去年の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます