第220話 過剰な扱い

 TVを観ていて気が付いた。

 報道での言葉使い、『客』と言うのだ。

「当たり前じゃん」

 よく考えて欲しい、あなたは『お客様』だと思ってませんか?

 販売業、接客業では『お客様』と自然に使ってませんか?

 もしくは、自分は『客』ではなく『お客様』だと思ってませんか?


 店員に『客』と呼ばれたら腹が立ちませんか?

 それは自分は『客』だと思ってないからではないでしょうか。


 そう『客』なのです。

 通常は『客』、『お客様』とか『客』に『お』と『様』をくっつけているのだ。


 だから報道では『客の男』などと表現されるのだ。


 自分も清掃業で『客』の前で『客エレベーターはこちらです』とは言わない。

『お客様…』である。


『客』を『お客様』と勘違いさせるから、常識が飛んでしまうのではないだろうか?

 店員と客は同等である。

 ただの取引なのだから、立場は対等なのだ。


『お客様』とは余程の金を払わなければ、そういう扱いは受けないはずでいいのではないだろうか?


 または、あなたに、そう呼ばれるだけの振る舞いを求めてますよ、という意味ではないのだろうか。


 違うとは思うが、自分は、そう呼ばれるだけの振る舞いを心掛けなければならないと…思いました。


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