第200話 霊感ってなに?

「このホテルはどうですか?」

 自称、霊感があるというパートさんに他のパートさんが聞いていた。

「う~ん、7階はいるね…」

「2階は?」

「2階もザワザワする…」


 そんな会話を聞いていると…コッチがザワザワする。

 正直、幽霊は信じてない。

 幽霊も視ているし、そんな体験も多い…が信じてない。

 個人的な感想を言えば

「あんな怖い者、いるわけねぇ」

 である。

 ハッキリ言う。

 僕が経験した限り、ザワザワのレベルではないか、まったくソレと感じさえないほど自然にいる。

 僕は自分の脳内で作った映像を観ているのだと納得させている。

 よく聞く『霊感』なんて感じたことない。


「何を感じているんですか?」


 よく自称霊感体質に聞きたいのだ。

 何を感じるんだ‼


 ちなみに僕は親戚が物理的に影響を及ぼす僕を恐れて、写真を霊媒師とやらに送ったら、「間違っても連れてくるな、手に負えるレベルじゃねぇ」だったそうだ。


 僕からしたら、幽霊よりもミミズの方が見たくないぞ。

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