第一章 First_year_Code.
第一節
一瞬一秒。
世界が目を離さなかった。
世界がその事実に対し、驚きを隠せなかった。
日本列島より南東に少し。
そこに、世界を変える現実が浮かんでいた。
太平洋に浮かぶ、ある複数の孤島。
その孤島は、まるで日本列島を縮小し折り曲げたような形をしており、だが一つの小国の規模になるであろう大きさだった。
世界は仰天した。
一つの島が出来ると言うのなら、ここまで騒ぐことは無い。
だが、その島は日本列島と疑似したのみならず、不可解な虹の発光を魅せる物が噴出していると言われた。
世界は困惑した。
不明瞭に足を踏み入れて良いものか、と。
だが、その議題はその島の発現から数分で完結した。
たった一人の科学者が、その島へ行くことに名乗りを上げたのだ。
「――俺に、あの島の調査をさせてくれ!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます