第1491話「神は常に流行の最先端をゆく」

午前六時の屋外。

凍えるような寒さが現れた。

女子高生のスク水はマフラー(一般人が想定する首に巻く防寒具を指す言葉。恋人同士で一緒に巻くシーンはほっこりするが、急襲に対しての備えが不足しており機動力に欠ける)よりもずっと防寒性が高いので、身体の重要部位の多くは寒さから守られていたが、スク水の防寒性能が及ばない箇所、主に脚などは寒さの影響を直に受けていた。女子高生ならぬ女子大生は当然ながらもっと寒さを感じており、妖怪脚出し女子大生として著名な神火飛鴉女子大生は凄まじく震えていた。震えは神がかり的に海洋プレートを揺らし、異常振域が確認され、ニュースでも取り上げられる大事となった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で固有結界を展開した。

ニュースの内容はレールガン女子高生の固有結界、もとい神域一色に書き換わった。

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