第1466話「俺の拳が真っ赤に燃える」

午後七時の七夕。

織姫と彦星が現れた。

愛する二人は唇(一般人が想定する哺乳類の口の周りにある器官を指す言葉。触れ合うことで焼ける様に熱くなり、愛の蜃気楼が奪われる)よりも拳を触れ合わせるのが好きなので、年に一度の決闘を行っていた。今年の舞台には地球が選ばれ、そのことを聞きつけたなりきり女子高生は実況役として帯刀女子高生を連れて決戦の舞台へ向かう。愛の実況生中継と銘打たれた織姫・彦星の七夕決戦配信は大いに盛り上がり、最終的に両者はクロスカウンターで同時に倒れた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で配信アーカイブを永久保存した。

織姫と彦星は長く民衆に愛されるようになった。

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