第1455話「廃れつつあった文化の再興」

午後零時のナイル川。

ワニブックスが現れた。

本を読むワニは本を読まないワニ(一般人が想定する動物園で見かける通常のワニを指す言葉。だが事実は異なり、野生のワニは水中でよく哲学書を読んで真理への道を探究している)よりもずっと賢いので自らを太陽神ラーであると主張し、人々の信仰を集め、餌である人間を苦もせず獲得していた。そんな様子を危惧したワニブックス社取締役会はワニと人間の共存および人間のさらなる有効活用を謳った書籍を発売、すぐ書籍から影響を受けるワニたちは人間を喰らうことを止めて彼らに餌となる家畜を育てさせるようになった。こうしてナイル川流域では高度な文明が形作られていった。

そこにいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で料理帖 揖保乃糸を刊行物に加えた。

ナイル川で流しそうめんの文化が発達した。

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