午前九時の火星。

ヨーロッパタヌキブンブクが現れた。

たぬきはヨーロッパタヌキブンブク（一般人が想定するウニの一種を指す言葉。イギリス周辺の入り江に生息している）よりもずっとセクシーなので地球を離れられなかったが、セクシーではないヨーロッパタヌキブンブクは地球を離れることが許可されたので火星に降り立った。火星人は地球人と異なる感性を持っていたので、ヨーロッパタヌキブンブクのあまりのセクシーさに魅了され心臓を停止した。火星は一日にしてヨーロッパタヌキブンブクの領土と化した。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でなりきり女子高生のセクシーショットを一枚だけおすそ分けした。

火星人は息を吹き返した。