第1405話「やっといたほうがいいですよ、十三騎兵防衛圏は……!」

午後八時の居酒屋。

女将が現れた。

ゲーム好きの酔っ払い共は班長(一般人が想定する班の長を指す言葉。たまに職場を離れて優雅な時間を過ごしている)よりもずっとゲームについて熱く語り、特に最近はニンテンドースイッチ版が発売した十三機兵防衛圏のことを思い出しながら新規の感想を肴に飲んでいた。班長は十三機兵防衛圏をプレイしていないので話の十割が分からなかったが、適当に誤魔化しつつ話を聞き流していたところ酔っ払いに絡まれ、プレイを強制させられそうになっていた。なんとか酔っ払いを宥めようとする班長の下へ正気の女将が登場し、助け舟を出してくれるかと思いきや、女将までもが十三機兵防衛圏のプレイを推奨した。班長に逃げ場がなくなった。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で逃げようとする班長をテレビの前に座らせ、コントローラーを持たせた。

なんだかんだでプレイに熱中しているうちに職場へ戻る時間となった。

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