第1362話「いつも通りの過干渉」
午前五時の岩穴。
闇の妖精が現れた。
大地から生じた闇の妖精は太陽の光(一般人が想定する太陽の光を指す言葉。まぶしい)よりもずっと苦手なものはなく、だいたいなんでも食べられたし、神々と対立する立場で描かれていた割には実際のところ大抵の神々と良好なコミュニケーションを取れていたし、うじ虫だった過去のことも気にしていないし、闇という名称にしてはずいぶんと性質の優れた妖精であった。全知全能の神であるところのレールガン女子高生も彼らに興味を抱き、交流してみようと時代と世界の壁をぶっ壊して会いに行ってみた。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきたことで世界観が狂い、神々の決定により与えられたはずの姿が解除され、闇の妖精はうじ虫に戻った。
レールガン女子高生はほんのわずかに動揺し、その後レールガンで虫を焼却した。女子高生は虫が苦手な場合が多いのだ。
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