第1342話「高等教育機関なので」

午前六時のコーヒー農園。

草むしりするアンチマテリアルライフル女子高生が現れた。

高校は小中学校(一般人が想定する小学校と中学校をまとめて指す言葉。また、一部の義務教育学校においては名称を小中学校としている場合がある)よりもずっと勉学のための設備を備えているものなので、コーヒー栽培のことを学ぶためにコーヒー農園が作られている。コーヒーを愛飲するアンチマテリアルライフル女子高生としてはやはりコーヒー農園は心地の良い居場所であり、施設の鍵まで預かっているので出入りは自由だった。美味しいコーヒーが生るようにと暇があれば地道な作業を続けている。ほとんどの女子高生は力が有り余っているものだった。

だがいきなりガトリングガンを持った女子高生がやってきて、とにかく良い笑顔で挨拶すると草むしりの手伝いを始めた。

心地良さが増した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る