第1316話「ただの頭痛には興味ありません」

午前七時の日本。

低気圧が現れた。

低気圧による頭痛はただの頭痛(一般人が想定する会社に行きたくないという強い思いが引き起こす病を指す言葉。有休申請が通った瞬間に回復する)よりもずっと涼宮ハルヒに興味を持たれていたので、世界を大いに盛り上げる為の涼宮ハルヒの団の次なる調査事項として詳細な原因究明を指示されていた。一般的には気圧変化によって体内の水分バランスが崩れることで頭痛が生じると考えられていたが、世界を大いに盛り上げる為の涼宮ハルヒの団が調査した結果、気圧を司る異星人が特定の人間に対して攻撃を仕掛けているという衝撃的な結論が導き出された。涼宮ハルヒに伝えるわけにはいかないので機関や長門有希が対処しようとするものの、気圧星人はなかなかに手強い。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で人類に気圧変化耐性を付与した。

気圧星人は地球を去っていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る