第1317話「どこか新鮮な気持ちで」
午前一時のベッド。
目覚めてしまった社会人が現れた。
社会人は新年(一般人が想定する一年の初めを指す言葉。年が変わったことで一区切りついたように錯覚する者もいるが、気のせいである)に始まる仕事よりもずっと昨年から引きずっていたソフトの改修が嫌になっており、ストレスに晒され続けた結果、深夜ベッドの上で覚醒した。社会人は覚醒した能力で嫌な仕事を会社ごと爆撃し破壊、全人類の脳から破壊した会社の記憶を抹消し、さらには無から金を生成。こうして社会人は仕事に追われることがなくなったのだ。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で社会人の行いと覚醒を取り消した。
小さな社会は再び回り始めた。
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