第1275話「至高のパン」

午前六時の朝。

コーヒーが現れた。

朝食はパン(一般人が想定する穀物粉をもとにした生地を焼いて作る膨化食品を指す言葉。ライスシャワーは朝食でご飯よりもパンを食べる)よりもずっとご飯の方が日本人的ではあったが、コーヒーとご飯を合わせるのはさすがに食い合わせとしてどうなのかと思い普段からパンを食べるようにしている。パンには多くの種類がある。昔からあるシンプルなものから生地そのものに味を付けたもの、中に何らかの具材を入れたものなど形も味も数えきれないほどだ。そんな中で朝のコーヒーにベストマッチする至高のパンとはどのようなものか。老人は長年に渡って至高のパンについて考えてきたが、いまだ答えを見出せずにいた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で判断が遅いと頬を引っ叩いた。

至高の破裂音を最期に老人は死亡した。

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