第1173話「其の脚に魅了された者、数多」

午前零時の路地。

徐々に冬も近づいてきて満足げな神火飛鴉女子大生が現れた。

神火飛鴉女子大生は暑さ(一般人が想定する人生において辛い要素の一つを指す言葉。真夏のコミックマーケットだと特に辛いのだが、幸か不幸か2020年は経験せずに済んだ)よりもずっと寒さが耐えがたく、いつでもマフラーやらコートやら手袋やらイヤーマフやらを身に着けており、合わせて当然のように脚は出さないパンツスタイルだ。元々は美しい脚を存分に出していたのだが、ソックスの有無で大学内の暴動が発生したためパンツ姿を命じられたのである。しかしどちらにしても神火飛鴉女子大生の脚の美しさを隠しきれるものではなく、彼女の後ろにはストーカーが付きまとう。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でストーカーを殺害した。

レールガン女子高生が代わりに収まった。

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