第1042話「至り、そして」
午後五時のアフリカ。
おっぱいのでかいはかせが現れた。
はかせは崩壊した遺跡(一般人が想定する何らかの事件が起きた結果崩れてしまった古代遺跡を指す言葉。なお本編中で事件の詳細が明かされることはない)よりもずっと米国風黒人壮年が気になっていた。米国風黒人壮年は遺跡から発せられた闇の波動に飲まれ行方不明、捜索は打ち切られ、彼を探す知人友人子供もいない。はかせだけが唯一、米国風黒人壮年を探している。米国風黒人壮年はどこにいったのか。彼が手に入れようとしていた、いにしえのテクニックとは何なのか。そうして何度目かのアフリカで、はかせはそれを見つけた。
それは少年である。米国風に焼けた肌を持つ少年。ただし、少年の両肘から先は、完全なる闇で出来ていた。あらゆる光を吸収し、飲み込む、闇の腕。闇で構成された手、指。そして、闇の腕を持つ米国風黒人少年の顔は、米国風黒人壮年の若い頃と完全に一致していた。はかせは少年に声をかけ、それから一緒に日本へ向かうべく空港に向かった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で誘拐犯を通報した。
はかせは現地警察によって逮捕された。
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