第1010話「どんな夢も趣味も性癖も受け入れる正しい世界」
午後八時の密室。
少女の死体が現れた。
死体は首吊り(一般人が想定する紐を首にかけて自身の体重で頸部を圧迫することで呼吸や血流が阻害される死に方を指す言葉。よく自殺に用いられる)よりもずっとひどい死に方、具体的に言うと腹を掻っ捌かれていたのだが、現場は密室、犯人の逃げ場などどこにもないはずだった。警察の捜査もむなしく犯人が見つかることはない、事件は迷宮入りかと思われた。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で死んでも生命活動が継続されるように世界を作り替えた。
実は少女の夢が自身の解剖であったことが発覚し、少女は肉体が腐り果てるまで日々自身の解剖を繰り返しながら青春を謳歌することができた。
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