第973話「海の攻防」

午後零時の海。

サメが現れた。

ウサギはサメ(一般人が想定するウサギより弱い生物のひとつを指す言葉。ウサギより強い生物は数えるほどしかいない)よりもずっと強かったが、サメと一文字違いのカメを苦手としていた。サメはウサギに対抗すべくカメになる手段を模索したが、サメがカメになるにはレールガン女子高生に頼んで一文字変えてもらう他なく、ウサギに襲われた際の即時対応が不可能だとの判断に至った。議論が頓挫したとき、サメの住処にウサギが侵入し雌ザメ子ザメを狙っているとの電報が入る。サメたちは絶望に打ちひしがれた。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で一文字変化の術を伝授した。

サメはカメになり、甚大な被害を出しながらもウサギをかろうじて撃退した。

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