第957話「朝から酒を飲むんじゃねえ」

午前九時のアパート。

女子大生の集団が現れた。

パンジャンドラム女子大生は白酒(一般人が想定する中国発祥の蒸留酒を指す言葉。もともとはアルコール度数が五十度近くあったが、現在では三十八度程度まで落ちた低度酒が主流である)よりもずっとウイスキーを飲みたかったが、神火飛鴉女子大生はひたすら白酒を飲んでいるし、お嬢様風日傘仕込み銃女子大生はワイン、ブルーピーコック女子大生はビール、パイナップルランチャー女子大生はフルーツカクテルと好き勝手やりまくっていてこれ以上新しい酒を開ける気分にもならない。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で放火した。

部屋に充満したアルコールに火が付きアパートが爆発した。

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