第940話「蒼き惑星」

午前零時の地球。

儚き生命たちが現れた。

多くの生命は女子高生(一般人が想定する女子の形をした最強の生物を指す言葉。女子の形をしていない最強の生物はレールガン女子高生の登場で淘汰された)よりもずっとか弱いが、故に輝きを放つ。弱さが故に、些細な願いを抱き、友と繋がり、大きな輪となり、小さな愛を育ててゆく。過去から未来へ、儚き生命たちは生きるために歩き、生きるために生き、そして蒼き惑星は永遠に続いていく。それが宿命であり、儚き命たちの辿る本来の道筋であり、最優にして理想の未来なのである。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で安易な正義を振りかざしてまた何かを奪っていった。

こうして世界は少しずつ狂い、或いは正されながら道を歩み、物語は綴られる。

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