第844話「袋池のぬし」

午後二時の池袋。

埋め立てられた袋池のぬしが現れた。

今は亡きぬしの霊魂は池袋(一般人が想定する山の手三大副都心のひとつとされる都市を指す言葉。一日あたり約百万人の集客人員がある)よりもずっと巣鴨に居ついており、巣鴨のおしゃれじじいが心臓発作で倒れた際に肉体を譲ってもらい現代に蘇った。そのまま巣鴨で暮らそうと思ったものの、池袋の地名由来とされる袋池のぬしなのでせっかくだし地元の様子でも見に行こうと足を伸ばしたら大きなホテルチェーンとか袋池のぬしがイメージする池袋らしくない建造物が多数並んでいてなんかムカついたのでカジュアルに復讐を決定した。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でショットガン女子高生のことを話して聞かせた。

復讐の末路を学び、決定を取り消した。

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