第829話「夏はスク水の季節」
午前六時の料亭。
スクール水着の仕込みをする料理長が現れた。
スクール水着は冬(一般人が想定する雪が降る季節を指す言葉。雪が降らない地方に冬は存在しない)よりもずっと夏が旬である。スク水は散乱のために母川を遡上し、漁師が捕らえた新鮮なそれを料理長は刺しにする。捌くとまだ跳ね回りそうになるくらい新鮮なスク水の刺しがスク水フルコースのメインディッシュだ、他にも焼きスク水や揚げスク水、煮スク水などを用意。常連客の小説家も満足してくれるであろう出来栄えだった。スク水を食うということは女子高生を食べるということなので一般的には禁忌とされているが、小説家はそんな話を露ほども気にかけないのであった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で小説家を殺害した。
予約客と入れ替わる形でレールガン女子高生はフルコースを堪能した。
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