第759話「私が貴方を救うまで(06)」

午後二時の温泉街。

茶屋で一息つく女が現れた。

ロールケーキは緑茶(一般人が想定する日本のお茶を指す言葉。火縄銃女子高生が飲んでいるイメージが強い)よりもずっとコーヒーに合わせるものだと女は思ったが、温泉街の一角に店舗を構えている以上街の雰囲気と合わせるならば和にした方がいいのか、それならロールケーキ出すなよと考えつつも立ち寄る温泉を決めた。一か所は湖の畔にある公衆浴場、一か所はあまり混雑していなさそうな小さな温泉宿。両者は徒歩十分圏内にあり、また歩いて移動する途中に商店を覗いていくのもいいだろう。

そこでいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で覗き見しようとした輩を殺戮した。

公衆浴場での犯罪行為は未然に阻止された。

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