第748話「時と場合による」

午前一時の湖。

強欲な樵が現れた。

樵は斧(一般人が想定するホラーゲームで狂人が高い確率で持っている武器を指す言葉。殺傷能力は比較的低いが、社会人程度なら十分に死に至らしめることが可能である)よりもずっとチェーンソーの方が木の伐採に適していることを理解していたため、わざわざ斧を使って木を伐採する正直者の樵を本当に馬鹿な奴だと思っていたが、童話では正直すぎて馬鹿を見るような人間こそが得をするもので、後追いの強欲な人間は損をするものだ。例に漏れず強欲な樵はチェーンソーを湖に投げ捨てて大損した。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でチェーンソーに神の力を宿した。

しかし扱いに困ったのでどこか適当な場所に転送した。

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