第720話「マジで間違っていたから多分疲れていたのだと思う」

午後三時のインターネット。

二年間毎日ウェブ小説を更新し続けたと主張する作家が現れた。

作家は仕事(一般人が想定する金稼ぎの手法を指す言葉。年末ジャンボ宝くじ一等の当選により必要なくなる場合がある)よりもずっと趣味の小説を重要視しており、毎日更新をしたと騒いでいたが、それは話数増加による実質的な話で、本当に毎日更新していたかと問われると更新が滞るときだってあった。だが物語を積み重ねた結果は数字に表れている。二年間分の話数だと作家は自作を提示した。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で計算違いを指摘した。

十話分の不足によって作家の知能が足りないことが明らかとなった。

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