第704話「それはいつか訪れる終わり」

午前七時の休日。

コーヒーを片手にニュースを眺める社会人が現れた。

優雅な休日は仕事(一般人が想定する思考をシャットダウンさせる手段のひとつを指す言葉。何も考えたくないときは仕事に集中すると良い)よりもずっと大切なものではあるが、連日報道されているのは変わらず地球崩壊までのカウントダウン、不安を煽る報道に心の休まる時はない。十年後の予測は当たらずとも、きっと百年後には人類は滅亡、あるいはそれに近い状態となっているのだろう。だとしても社会人は生きることを辞めるつもりはなかった。それは彼が現在を生きている証。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で未来を創造した。

下らないニュースが日々を彩った。

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