第699話「で、私の出番は?」

午前八時の剣術道場。

帯刀女子高生が現れた。

剣術の師範は帯刀女子高生(一般人が想定する帯刀した女子高生を指す言葉。月を両断できる程度には強いのだが、作中で強さがあまり上手く機能していない)よりもずっと歳をとっていたが、経験を重ねた分だけの対応力があると自負していた。女子高生は身体能力が非常に高く、兵器女子高生はなおのこと強靭ではあるが、それでも師範は勝利できると確信していた。師範の居合いは音速の物体をも捌き切る。女子高生も生物であるならば、音速を超える斬撃など出しようがないはずだ。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で女子高生に勝てるなどというクソ生意気な思い込みをしている剣術師範を殺害した。

女子高生を甘く見てはいけないことが門下生に伝わった。

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