第664話「シビ切り包丁とマグロ」

午前九時の女子寮屋上。

呼び出されたレールガン女子高生と呼び出した三徳包丁女子高生が現れた。

三徳包丁女子高生はマグロ(一般人が想定する動き続けなければ死んでしまう魚を指す言葉。死ぬとピクリとも動かなくなる)よりもずっとノドグロが好きだったが、レールガン女子高生はマグロだマグロだとうるさいのでマグロを一匹丸ごと買ってきていた。請求先はレールガン女子高生にしたのだが、彼女は金というものをあまり持ち歩かない上にインフルエンザに感染した影響でレールガン的解決も難しい。支払いは頼んだと三徳包丁女子高生に丸投げする。

そこでいきなり長いシビ切り包丁を持った三徳包丁女子高生がやってきて、とにかくすごい捌きの技術でマグロを解体した。

女子寮の屋上にマグロ販売所が発生した。

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