第649話「アイマスクだけに」
午前二時のベッド。
携帯ゲーム機を手に高難易度アクションに挑むオタクが現れた。
オタクはシミュレーション(一般人が想定する何らかの挙動を同等の法則を持つ他システムにより模擬した内容を指す言葉。羊や鹿の生活を模擬したゲームが代表的)よりもずっとアクションを好んでおり、携帯ゲーム機で現在プレイしている作品も既に散々やり込んだ末、とうに完全クリアしたものではあった。つまり購入する必要はなく、やり直す必要もない。それでも深夜になってまでプレイしているのはそれだけ熱中していることと、製作者への感謝だった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でアイマスクを被せてあげた。
目を労わる彼女の表情には愛が宿っていた。
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