第602話「マフラーは有能」
午後六時の雪山。
回転するタル大砲が現れた。
ゴリラは雪山(一般人が想定するカモシカの生息域を指す言葉。雪が降っていなくともカモシカは生存が可能だが、戦闘力低下を引き起こすため通常カモシカの生息域としては雪山を限定する)よりもずっとジャングルに適応した生物ではあるが、バナナのためなら何のその。雪のエフェクトで画面が見えづらくなる中で一度もミスせずタル大砲を渡っていくステージがどれほど難しかろうとも、いくら残機を失おうとも吹雪の谷を進んでいく。とはいえ裸ネクタイの装備ではやはり辛いものがあり、しばらく立ち止まっていると寒そうに身体を擦るのであった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃でゴリラにマフラーを装備した。
マフラーのおかげで残機が増えた。
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