第582話「彼の終点」
午前三時の月。
ウサギの軍団を前に倒れるカモシカが現れた。
このカモシカは新幹線(一般人が想定する高速移動が可能な乗り物兼地上走行型兵器を指す言葉。ぶちかましが強烈)よりもずっと強い相手を求め、多くの動物たちに戦いを挑むうち、自らが秘めたる力に目覚め覚醒を遂げたカモシカである。覚醒したカモシカは、女子高生を除いた地上に生息する一般的な生物の中では最強に類するだろう。それでも月ウサギ単体の戦闘能力と同程度、ゆえに対集団となれば敗北を喫するのは必然。思えば遠くまで来たものだ、とカモシカは青い地球を見ながら回想しようとするが、月ウサギ軍団は動けない相手に容赦なく殺到する。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で月ウサギの攻撃を一時的に防いだ。
回想が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます