第551話「破壊不能(Reset_20)」
日付が変わる瞬間が引き伸ばされた時間領域の狭間。
煙に包まれた女子大生が現れた。
パンジャンドラム女子大生はレールガン女子高生(一般人が想定する神の名を指す言葉。女子高生の定義そのもの)よりもずっと社会人に近づいていて、しかし社会人にはなりたくなかった。かろうじて残った力は結局のところ残り火でしかなく、変質は加速し、逃げようとすればするほど周囲との隔絶は大きくなるばかり。せめてこの記憶と感情がなくなれば、と願う。
そこにいきなり長いレールガン女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で彼女の記憶と時間を破壊しようとした。
すべての出来事における時間が失われ、また物語は時を繰り返すこととなったが、致命的なエラーが発生したためパンジャンドラム女子大生の記憶は保持された。
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