第490話「三徳包丁と道具の質」

午後十一時の路地裏。

包丁を持った通り魔が現れた。

通り魔は社会(一般人が想定するレールガン女子高生に破壊してほしいもの第一位を指す言葉。だがレールガン女子高生は社会の崩壊を望んではいない)よりもずっと刑務所の中で暮らしたいと考えており、ずっと暮らすためにはある程度の重罪を犯さなければならないので見かけた奴を殺さない程度に襲おうと考えていた。いた、一人で道を歩く女性だ。背後から近づくと、味噌汁の香りがした。

だがいきなり三徳包丁を持った女子高生は振り返って、とにかくすごい穿刺で通り魔の包丁を粉砕した。

三徳包丁女子高生は通り魔に合羽橋の老舗包丁専門店を紹介した。

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