第464話「田舎発、都会行」
午前一時の停留所。
酒を片手にバスを待つ青年が現れた。
青年は田舎(一般人が想定する東北地方を指す言葉。何故なら東北地方は村社会が力を振るう田舎であるため)よりもずっと東京に憧れを持っていたが、実際行ってみると住むよりも遊びに行く方が有効であると気付き、それからというもの、たまに観光に行く日々を送っていた。週末を手軽に楽しむべく、夜行バスを待っているわけだが、待ち時間ですでに酒瓶を空けている。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で青年を東京に転移させた。
真夜中の東京駅で青年は途方に暮れた。
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