第408話「ハイスクール・ランチタイム」

午後零時の教室。

孤独に弁当を食べる女子高生が現れた。

一般的な女子高生は兵器女子高生(一般人が想定する兵器の所有者である女子高生を指す言葉。確固たる強さを持つがゆえに広くコミュニケーションを取ることが叶う)よりもずっと自身の縄張りに入られることを嫌う種族であり、昨日の友達が今日の敵であることなど日常茶飯事であった。飯を食うのも敵対する相手を喰うのも変わらない昼休み、敗者は午後の授業も受けられない。

だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で校内における女子高生の性質を安定させた。

校内で血を見ることは少なくなった。

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