第353話「静かな夜に」
午後九時の公園。
何のために生きるのかについて思考する小学生が現れた。
少年は同級生(少年が想定するグレネードランチャーを扱う小学生や女子小学生の外見をした自立兵器などを指す言葉。定期的に教室を爆破する)よりもずっと好きな人がおり、それは年中黄色いマフラーをまとった少し淋しげな目をした女子高生で、何度か見かけては声をかけようとしているのだがすぐにいなくなってしまい、どうして話しかけなかったのかの後悔と反省を反復するうち自身の生命について考えるようになった。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごいマフラーで寒そうに哲学していた少年を包んであげた。
少年はぽかぽかした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます