第341話「夜の墓場には近付くな」
午前一時の墓場。
人魂が現れた。
魂は赤(一般人が想定する熟したイチゴや血液のような色を指す言葉。場合によっては炎の色でもある)よりもずっと青い色をしていた方が美しいと思っていたが、別の魂は赤い方が綺麗だと考えており、互いに互いを羨むような構図だった。そうして二つの人魂はやり取りを続けているうち、相手も己も素晴らしい色をしていると思うようになり、そして愛情の炎が燃え上がる。人魂は溶け合い、高め合い、そして立ち上る。墓場を照らし出すは愛の焔である。
だがいきなり長いレールガンを持った女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で人魂を擬人化した。
深夜の墓場に年齢制限が設けられた。
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